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韓国喪服に込められた意味とは?黒いチマチョゴリと喪の文化を専門店が解説

      2026/04/03

韓国のドラマなどご葬儀や法要に参列する際、黒いチマチョゴリが使われているのを見て、「韓国では昔から黒が喪服だったのだろうか」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。韓国ドラマの葬儀の場面でも、黒いチマチョゴリや黒いスーツ姿が印象に残ることがあり、現代では黒が喪の装いとして自然に受け止められています。
ただし、韓国で喪服に黒が使われるようになった由来については、ひとつの歴史的出来事だけで説明できるものではなく、はっきりと単純化して断定するのは難しいようです。現在広く見られる黒い喪服には、伝統的な韓国の喪の文化と、近代以降の服装の変化、さらに西洋式の喪服文化の影響が重なっていると考えるのが自然です。

昔の韓国の喪服は白が基本とされていました

韓国の伝統的な喪服を語るうえで、まず知っておきたいのが、もともとは白を中心とした喪の装いが基本だったという点です。朝鮮時代の喪服制度では、故人との関係の近さに応じて五つの等級の喪服があり、その中でも最も重い「斬衰(참최)」では、加工していない粗い麻布を用い、衣服の端も縫い閉じずにそのまま見せることで、悲しみの極まった状態を表しました。つまり、昔の韓国喪服では、見た目を美しく整えることよりも、飾らない悲しみと慎みを形にすることが重んじられていたのです。
そのため、韓国の喪服文化を考えるとき、「昔から黒が唯一の正解だった」と見るよりも、まずは白や麻布を中心とした伝統的な喪の文化があったと理解するほうが、現代の黒い喪服の意味もつかみやすくなります。

喪主の服は、片袖を通さずに着ることがありました

韓国の葬儀服の話の中でも、とくに印象に残るのが、喪主や遺族が片方の袖に腕を通さずに着る作法があったという点です。伝統的な葬祭案内や地域の礼俗資料では、入棺前には白い外衣の片袖を通さず、故人が男性なら左側、女性なら右側をあける形が説明されています。入棺後には通常の着方に戻すとされており、これは「親の死に直面し、きちんと衣服を整える心の余裕もないほど深い悲しみの中にある」ことを表す意味が含まれていました。
きちんと装うことよりも、喪に服する者としての心のあり方を重んじた、韓国の葬儀文化らしい所作のひとつといえるでしょう。

昔の喪服には「涙」や「悲しみ」を表す意味まで込められていました

韓国の伝統喪服が興味深いのは、服の色や素材だけでなく、衣服そのものの構造に悲しみの意味を託していたことです。伝統的な男性喪服の上衣である「衰衣(최의)」には、肩の「辟領(적)」、左胸の「衰(최)」、背の「負板(부판)」という三つの象徴的な部分があり、それぞれ、肩にのしかかる悲しみ、涙を受ける布、背負う悲しみを表すと説明されています。つまり、昔の韓国喪服は、ただ地味に見せるための服ではなく、喪にある者の心の重さを衣服に映した装いだったのです。こうした背景を知ると、韓国の喪服文化には、見た目以上に深い礼の考え方があることがわかります。

黒い喪服が広まった背景には、近代以降の変化もあります

一方、現代の韓国では、黒い喪服がごく自然なものとして受け止められています。葬儀場の案内でも、現代の喪服として、男性は黒いスーツ、女性は白または黒のチマチョゴリ、あるいは黒系の洋装が案内されています。伝統的な白い喪服文化が土台にありながら、時代が進むにつれて葬儀の簡素化や洋装化が進み、現在のような黒中心の装いが一般化していったと考えられます。
そのため、今の韓国の黒いチマチョゴリは、単に「昔の韓国人が黒を着ていたから」ではなく、伝統的な喪の思想と現代的な礼装感覚が重なって受け入れられてきた装いと見るのが自然です。

現代では「きちんと整った黒い喪服」が大切です

昔の韓国喪服には、整えすぎないことや、悲しみを衣服に表すことに意味がありました。
けれども現代では、ご家族やご親族が葬儀や法要の場で着用する喪服には、故人への敬意はもちろん、参列者の前でも失礼のない、きちんと整った印象が求められます。
そのため、黒いチマチョゴリを選ぶ際にも、ただ黒ければよいのではなく、場にふさわしい上質感、落ち着いた見え方、無理のないサイズ感、きちんとした仕立てが大切になります。伝統の意味を知ったうえで、今の時代に合った整った喪服を選ぶことが、いちばん自然で礼を尽くした装いにつながります。

まとめ

韓国喪服に込められた意味をたどると、昔は白い麻布の喪服が基本であり、そこには質素さや悲しみを表す考え方がありました。
さらに、喪主が片袖を通さずに着る作法や、胸・肩・背に悲しみを象徴する布を付ける喪服の構造など、韓国の葬儀服には見た目以上に深い意味が込められていました。そして現代の黒いチマチョゴリは、そうした伝統的な喪の文化に、近代以降の葬儀の変化や洋装化が重なって定着した装いです。だからこそ、黒い喪服のチマチョゴリは、単なる黒い服ではなく、韓国の喪の文化と礼節の考え方を今に伝える装いとして受け止めることができます。
だからこそ、黒い喪服のチマチョゴリは、単なる黒い服ではなく、韓国の喪の文化と礼節の考え方を今に伝える装いとして受け止めることができます。

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