チマチョゴリの夢市場ブログ♪

チマチョゴリと韓国雑貨の夢市場ブログです。新商品のご案内、よくある質問、メディア情報、お客様写真館、レビューをご案内。

*

韓国の結婚式で母親は何を準備する?婚需(ホンス)に込められた家族の願いと韓国婚礼文化

      2026/07/12

韓国の結婚式で母親は何を準備すればいいの?

婚需(ホンス)や函(ハム)、ペベク、韓服、結納品など、日本では分かりにくい韓国婚礼文化を、初めての方にも分かりやすく解説します。韓国伝統文化を大切にしながら、現代の結婚式にも役立つ知識を、専門店の視点でご紹介します。

【この記事の監修・執筆】 韓国伝統文化専門店「夢市場」
創業約30年。韓国民族衣装(韓服・チマチョゴリ)のレンタル・販売・オーダーメイドをはじめ、韓国婚礼用品・結納用品・ペベク用品・螺鈿工芸品などを専門に取り扱う国内最大級の韓国伝統文化専門店です。これまで全国のお客様の成人式・卒業式・結婚式・婚礼行事・企業イベント・学校行事など、数多くのお祝いの場をお手伝いしてきました。

本記事では、韓国の婚礼文化や伝統的な風習を、公的な資料や歴史的背景も交えながら、初めて韓国の結婚式を迎える方にも分かりやすくご紹介します。昔から受け継がれてきた文化の意味を知ることで、結婚という人生の節目が、より温かく、思い出深いものになることを願っています。

第1章 なぜ夢市場が韓国婚礼文化について発信するのか ― 受け継がれてきた「家族を想う心」を伝えたい

子どもの結婚が決まったとき、うれしい気持ちと同時に、

「韓国の結婚式では、母親は何を準備したらよいの?」
「日本の結婚式と、どこが違うの?」
「韓服や結納品は、いつまでに用意すればよい?」
「昔から伝わる婚礼のしきたりを、どこまで行えばよいの?」

と、不安に感じるお母様も多いのではないでしょうか。

韓国の結婚文化には、両家の顔合わせ、婚礼衣装、贈り物、婚需(ホンス)、函(ハム)、ペベクなど、日本ではあまり耳にしない言葉や習慣が数多くあります。

昔からの風習だということで、すべてを昔と同じように行う必要はありません。

現代の韓国でも、地域、家庭、宗教、結婚式の形式、日韓どちらに住んでいるかによって、準備する内容は大きく異なります。

それでも、昔の婚礼文化を知っておくと、

「なぜこの品を贈るのか」
「なぜこの色や文様が使われているのか」
「なぜ両家で話し合うことが大切なのか」

という意味が見えてきます。

韓国の婚礼は、単に結婚式当日のためだけに行うものではありません。

新郎新婦が新しい家庭を築き、両家が家族としてつながっていくための、大切な準備の時間でもあるのです。

この記事では、韓国の結婚を迎えるお母様に向けて、まず確認しておきたい準備と、韓国の嫁入り支度である「婚需(ホンス/혼수)」について、韓国伝統文化の背景とともにご紹介します。


第2章 韓国の結婚式で母親は何を準備する?

韓国の結婚準備というと、昔ながらの決まりがたくさんあるように感じるかもしれませんが、最初からすべての婚礼用品を買いそろえるのではなく、まずは当事者(新郎新婦)と両家で、

  • どのような形式の結婚式にするのか
  • 伝統的な儀式を取り入れるのか
  • 両家でどこまで準備するのか
  • 誰が何を用意するのか
  • 結婚後の住まいや生活用品をどうするのか

を話し合うことが大切です。

韓国の婚礼文化は、時代とともに大きく変化しています。

国立民俗博物館も、婚礼の形式は国や民族、時代によって変わる一方で、夫婦の和合、夫婦円満、共白髪、子孫繁栄を願う心は共通して受け継がれていると紹介しています。

大切なのは、形式を完璧に再現することではありません。

これから夫婦になる二人と、両家の家族が気持ちよく当日を迎えられるように準備することです。

まずは両家で結婚式の形式を確認する

韓国の結婚式には、大きく分けて、

  • 一般的なウェディングホールやホテルで行う現代式の結婚式
  • 韓国の伝統作法を取り入れた伝統婚礼
  • 現代式の挙式後にペベクを行う形式
  • 日本の結婚式を基本に、一部だけ韓国文化を取り入れる形式

などがあります。

結婚式の形式によって、用意する衣装や婚礼用品が変わります。

特に確認しておきたいのが、挙式後に「ペベク」を行うかどうかです。

第3章 ペベク(폐백)とは?

ペベク(폐백)は、韓国の伝統婚礼で行われる大切な儀式のひとつです。結婚式を終えた新郎新婦が、新郎の両親や家族へ正式にご挨拶をし、感謝と敬意を表す意味が込められています。

昔の韓国では、花嫁は結婚すると新郎の家へ入り、新しい家族の一員として生活を始めました。そのため、ペベクは「新しい家族として迎え入れていただく」という大切な儀式でもありました。

現在では、結婚式場やホテルのペベク室で行われることが多く、伝統を大切にしながらも、両家のご両親や親しいご親族へ感謝を伝える和やかな時間として受け継がれています。

ペベクでは何をするの?

新郎新婦は韓国の伝統衣装(韓服)に着替え、新郎側のご両親やご親族の前で深くお辞儀をします。

その後、ご両親から結婚生活への祝福や人生の教えを受け、新郎新婦へ祝いの言葉や祝儀が贈られることもあります。

ペベクの席には、栗(밤)やナツメ(대추)、お酒、韓菓(伝統菓子)などが美しく並べられます。

栗とナツメにはどんな意味があるの?

ペベクで最も有名なのが、「栗」と「ナツメ」を使った儀式です。

ご両親が新郎新婦へ向かって栗やナツメを投げ、それを新郎新婦が一緒に「절수건(チョルスゴン/礼用の布)」を広げて受け止める形が一般的です。

  • ナツメ(大棗) … 子孫繁栄や家族が増えることへの願い
  • … 健康で立派に成長する子どもへの願い

が込められていると伝えられています。

地域や家庭によって解釈は異なりますが、「たくさん受け止められるほど子宝に恵まれる」という言い伝えもあり、会場が笑顔に包まれる人気の場面です。

「へぇ!」の韓国婚礼文化

ペベクは昔、新郎側の家だけで行われることが一般的でした。

これは、花嫁が正式に新郎の家族の一員となることを意味していたためです。

しかし現在では、時代の変化とともに、新婦側のご両親にも感謝を伝えたいという考えから、両家のご両親が一緒に参加するケースが増えています。

現代のペベク

最近では、伝統婚礼をすべて行うご家庭は少なくなりましたが、結婚式のあとにペベクだけを取り入れる新郎新婦は多く見られます。

韓国の伝統文化を感じられるだけでなく、普段はなかなか伝えられない「ありがとう」の気持ちをご両親へ伝える大切な時間として、多くのご家庭に受け継がれています。

夢市場でも、ペベクで着用する韓服や婚礼用品を通じて、多くのお客様の人生の節目をお手伝いしています。

ペベクは単なる伝統儀式ではなく、家族への感謝と、新しい人生の門出を祝福する韓国ならではの温かい文化なのです。

ペベクを行う場合は、新郎新婦の韓服・伝統婚礼衣装、ペベク用品、ナツメや栗、婚礼用の飾りなどが必要になることがあります。

また、伝統的な「函(ハム)」を用意するのか、結納品や記念品を現代的な形で贈るのかについても、早めに両家で確認しておくと安心です。

第4章 伝統的な「函(ハム)」とは?

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ham-1024x993.jpg

韓国の伝統婚礼において「函(ハム/함)」とは、新郎側が新婦側へ贈る婚礼用の箱のことです。

日本の結納品を納める箱に似ていますが、単なる贈り物を入れる箱ではありません。

函には、「新郎の誠意」や「両家が家族として結ばれる約束」、そして新郎新婦の幸せを願う気持ちが込められており、韓国婚礼文化を代表する大切な存在です。

昔は木箱や漆塗りの箱が使われ、身分の高い家では螺鈿(らでん)で美しく装飾された豪華な函が用いられることもありました。

現在でも、結納や婚礼の記念として、刺繍や螺鈿が施された伝統的な函が選ばれています。


函の中には何が入れられていたの?

函の中身は時代や地域によって異なりますが、代表的なものには次のような品があります。

  • 四柱単子(サジュタンジャ)
    新郎の生年月日と生まれた時間を記した書状で、結婚の日取りを決める大切な資料でした。
  • 婚書紙(ホンソジ)
    新郎側から新婦側へ贈る正式な婚約の証となる書状です。
韓国婚礼サジュ・ホンソジセット 紙入り
  • 青と赤の絹布(青紅采段)
    陰陽の調和や夫婦円満を願う意味が込められていました。
  • 結納金や贈り物
    時代によっては現金や装身具、布地などが納められることもありました。

現代の韓国式結納で使われるおすすめの

ポンチェ小物はこちら

函は単なる箱ではなく、新郎の真心や結婚への決意を届ける「大切な使者」の役割を果たしていたのです。

韓国の婚礼では、衣装から結納の品まで、赤と青がたくさん使われる。その理由!なぜ青と赤なの?

韓国では古くから、青と赤は「陰」と「陽」を表す縁起の良い色と考えられてきました。これは韓国伝統文化の基本となる陰陽五行思想に由来します。婚礼で青紅采段が用いられるのは、新郎新婦が異なる存在でありながら、互いに支え合い、一つの家庭を築いていくことを象徴しているからです。


現代の函(ハム)

現在では、昔と同じ内容で函を贈るご家庭は少なくなりましたが、結納や韓国伝統婚礼では今でも函を用いることがあります。

また、結納金を納めたり、ご両親への記念品を入れたり、結婚後には宝石箱や思い出の品を保管する箱として長く使われることもあります。

夢市場でも、韓国伝統の刺繍を施した婚礼用の函や、結納品を美しく納める婚礼用品を取り扱っています。


「へぇ!」韓国婚礼文化

函を運ぶ役目は、新郎本人ではなかった?

実は、伝統的な韓国婚礼では、函を新婦の家まで運ぶのは新郎本人ではなく、新郎の友人たちでした。

彼らは「ハムジンアビ(함진아비)」と呼ばれ、函を背負って新婦の家へ向かいます。

家の前では「ハム、買いませんか!」と大きな声を上げ、新婦側の家族と冗談を交えながらやり取りをする、にぎやかな風習がありました。

これは単なる余興ではなく、「函を無事に届けることで、新郎の誠意を伝え、両家の縁を結ぶ」という意味が込められています。

現在でも韓国では、結婚式の前日にハムジンアビの風習を再現する地域やご家庭があり、笑顔あふれる韓国婚礼文化として親しまれています。

第5章 結婚式の衣装の用意

新郎新婦の婚礼衣装を用意する

純白の古典婚礼衣装
関連記事・【お客様フォト】全国から届いた「夢市場のレンタル」感動の着用事例集|成人式・結婚式・卒業式

現代式の結婚式でも、前撮りやペベク、披露宴のお色直しなどで、新郎新婦が韓国の伝統衣装を着ることがあります。

花嫁は華やかな韓服・チマチョゴリ、新郎は韓服・パジチョゴリを着用するほか、伝統婚礼では、より格式の高い古典婚礼衣装を用いる場合もあります。

お母様が準備を手伝う場合は、

  • 式をいつどこでするか
  • 衣装のデザインや順番・どの場面で韓服を着るのか
  • 前撮り写真撮影だけか、当日韓服を着るのか
  • 古典伝統式婚礼用の衣装か、一般的な韓服を着るのか
  • 冠やかんざしなどの装身具、ブーケはどうするか
  • 着付けやヘアーメイクの手配
  • 司会はどうするか
  • 招待客や式の規模はどうするのか

など、たくさん決めることがあります。

お母様の韓服を早めに準備する

オーダーやレンタルなど多彩な韓服・チマチョゴリが沢山ございます。
関連記事・韓国結婚式で母親は何を着る?親族の立場別にチマチョゴリ選びを解説
関連記事・成人式から結婚式まで。夢市場のネットレンタルが大切な日に選ばれる3つのポイント

韓国の結婚式では、新郎新婦の母親が韓服を着ることがあります。

伝統的には、新郎側と新婦側のお母様で異なる系統の色を着用することがありましたが、現在は式場の雰囲気や本人の好み、両家のバランスに合わせて選ぶ家庭も増えています。

色に絶対的な決まりがあるわけではありませんが、写真に並んだときの調和を考え、両家のお母様で事前に相談しておくと安心です。

確認しておきたいのは、

  • 両家とも韓服を着るのか
  • レンタルか購入か
  • 髪型や靴、バッグなども用意
  • 遠方の場合、いつ衣装を受け取るのか

という点です。

韓服は洋服とはサイズの考え方や着丈が異なります。

身長だけではなく、バスト、肩まわり、腕の長さ、靴の高さなども確認し、余裕を持って準備することをおすすめします。

結納品や贈り物をどうするか相談する

韓国の伝統婚礼では、両家の間でさまざまな贈り物が交わされてきました。

代表的なものとして、

  • 函(ハム)
  • 婚書紙
  • 四柱単子
  • 韓服や布地
  • 礼物
  • 結納金
  • 宝石や時計
  • 寝具や生活用品
  • 両親や親族への贈り物

などがあります。

ただし、現代ではすべてを準備する家庭ばかりではありません。

結納金だけにする場合もあれば、記念品を交換する場合、両親への贈り物に置き換える場合、伝統的な箱だけを記念として残す場合もあります。

ここで最も大切なのは、「韓国ではこうするもの」と一方的に決めないことです。

金額や品数を先に決めるのではなく、両家の考え方や生活環境を確認し、無理のない形を相談しましょう。

ペベクを行う場合は必要な品を確認する

ペベクは、伝統的には花嫁が婚家の家族に正式な挨拶をする儀礼でした。

現代の結婚式では、挙式後に新郎新婦が韓服へ着替え、両親や親族に挨拶をする家族行事として行われることがあります。

ペベクでは、ナツメや栗、酒、干し肉、果物などを美しく飾り、夫婦円満や子孫繁栄を願います。

式場が一式を用意してくれる場合もありますが、家族で準備する場合は、

  • ペベクを行う場所
  • 参加する親族の範囲
  • ペベク用品
  • 新郎新婦の衣装
  • 両親の衣装
  • 進行を担当する人
  • 写真撮影の時間

を確認しておく必要があります。

親族への説明と当日の役割を確認する

日韓の家族が集まる結婚式では、親族の中に韓国の婚礼文化を初めて体験する方もいます。

そのため、

「これは何の儀式なのか」
「いつ礼をするのか」
「贈り物にはどんな意味があるのか」

を簡単に説明しておくと、参加する方にも喜ばれます。

母親が一人ですべてを抱える必要はありません。

新郎新婦、式場、兄弟姉妹、親族で役割を分け、誰が何を担当するかを一覧にしておくと安心です。


お母様が最初に確認したい準備チェック

結婚が決まったら、次の内容から確認してみましょう。

6か月以上前を目安に確認したいこと

  • 結婚式の日時と会場
  • 現代式か伝統婚礼か
  • ペベクを行うか
  • 両家の顔合わせ
  • 両家の費用分担
  • 結納品や婚礼用品を用意するか
  • 新郎新婦と両親が韓服を着るか
  • 韓服を購入するかレンタルするか
  • お母様の韓服と小物
  • 新郎新婦の伝統衣装
  • 函や結納品
  • 婚礼用の風呂敷や袱紗
  • ペベク用品
  • 両親・親族への贈り物
  • 当日の着付けとヘアメイク
  • 衣装のサイズの再確認
  • 商品やレンタル品の到着日
  • 当日の持ち物
  • 儀式の進行
  • 親族への説明
  • 写真に残したい婚礼用品
  • 使用後の返却方法や保管方法

家庭や式場によって準備時期は異なりますが、韓服や伝統婚礼用品は、一般的な洋装用品と比べて選べる場所が限られるため、早めに探し始めると安心です。


婚需(ホンス/혼수)とは?

韓国の結婚文化を調べると、よく登場するのが「婚需」という言葉です。

韓国語では「혼수(ホンス)」と呼びます。

婚需とは、結婚して新しい生活を始めるために用意する、家具、寝具、衣類、食器、生活用品などの嫁入り支度を指す言葉です。

日本の「嫁入り道具」に近い言葉ですが、単なる生活用品の買い物ではありません。

新郎新婦が新しい家庭を築き、不自由なく暮らせるようにという、家族の願いが込められた支度でした。

昔の婚需には何が含まれていた?

家庭の経済状況や地域、時代によって異なりますが、婚需には、

  • 衣類
  • 韓服
  • 布地
  • 布団や枕などの寝具
  • 箪笥
  • 衣装箱
  • 鏡台
  • 食器
  • 漆器
  • 裁縫道具
  • 生活雑貨
  • 婚礼用の箱
  • 装身具や宝石類

などが含まれていました。

娘が嫁いだあと、すぐに新しい生活を始められるように、母親や家族が少しずつ用意したのです。

現在のように、必要な家具や生活用品をすぐに購入できる時代ではありません。

布団を縫い、衣類を仕立て、箱や箪笥を整えることには、大変な時間と手間がかかりました。

婚需は、その家庭が娘の将来を思いながら準備した、生活の土台でもあったのです。

婚需は「見せるための豪華品」だけではなかった

豪華な螺鈿家具や漆器が婚需として紹介されることがあるため、婚需というと、高価な嫁入り道具ばかりを想像するかもしれません。

しかし、すべての家庭が豪華な家具を用意していたわけではありません。

身の回りの衣類や布団、日常の食器、裁縫道具なども大切な婚需でした。

一つひとつの品には、

「新しい家で困らないように」
「温かく眠れるように」
「家族の食事を整えられるように」
「大切な衣類をきれいに保管できるように」

という、親の現実的で温かな願いが込められていました。

婚需は、家の格式を示す面を持つ時代もありましたが、本来は、新しい家庭の暮らしを支えるための準備だったと考えると、その意味がより身近に感じられます。

なぜ箱や箪笥、鏡台が大切だったの?

昔の韓国では、衣類、布、手紙、装身具、思い出の品などを、箱や箪笥に丁寧に納めて暮らしていました。

特に女性の生活にとって、

  • 衣類をしまう箱
  • 布地を保管する箱
  • 装身具を納める箱
  • 身支度を整える鏡台
  • 布団を収納する家具

は重要な道具でした。

そのため、箱、箪笥、鏡台は、単なる収納家具ではなく、花嫁が新しい家庭で自分の暮らしを始める象徴でもありました。

なかでも漆や螺鈿で装飾された箱物や家具は、実用品でありながら、婚礼にふさわしい華やかさを持っていました。

美しい箱の中に大切な品を納めることは、新しい暮らしと家族の思い出を丁寧に守ることでもあったのです。

現代の婚需はどう変わった?

現在では、昔のように花嫁側だけが家具や生活用品を一式そろえるとは限りません。

新郎新婦が一緒に選んだり、両家で費用を分担したり、必要最低限の品だけを準備したりする家庭も増えています。

新居の広さや生活スタイルによっては、大型の家具を持たず、家電、寝具、食器などの実用的な品を婚需と考える場合もあります。

また、結婚する二人がすでに一人暮らしをしている場合は、生活用品がそろっていることもあります。

そのため現代では、

  • 新居の家具や家電
  • 寝具
  • 食器
  • 韓服
  • 指輪や時計
  • 両親への贈り物
  • 記念に残る伝統工芸品
  • 結納品を納める箱
  • 螺鈿の宝石箱や小物入れ

など、家族ごとに婚需の形が変化しています。

昔の婚需をそのまま再現するのではなく、必要なものと、家族の思いを伝えるものを選ぶ時代になったといえるでしょう。


夢市場が考える、現代の婚需

夢市場では、婚需を「高価な品をたくさん用意すること」だけだとは考えていません。

結婚する二人の新しい暮らしを思い、長く使えるもの、大切に残したいものを選ぶことも、現代の婚需の形ではないでしょうか。

たとえば、結婚の節目に贈る螺鈿の宝石箱。

結婚指輪やアクセサリーをしまうことはもちろん、結婚式の写真、家族からの手紙、思い出の品を納める箱としても使えます。

夢市場では、孔雀や花蝶を描いた螺鈿宝石箱、鶴と松、牡丹と蝶など、吉祥文様を施した宝石箱や小物入れを取り扱っています。

また、伝統的な婚礼の函を用意したい方には、鶴や亀などのおめでたい文様を刺繍した、大小さまざまな婚礼用ハムもあります。

昔は衣類や布地、婚書などを納めるために使われた箱。

現代では、結納品や記念品を納めたり、結婚後も家族の大切なものを保管したりする箱として、形を変えながら受け継ぐことができます。

何を贈るかだけではなく、

「どのような願いを込めて贈るのか」
「結婚したあと、どのように使ってほしいのか」

まで考えて選ぶと、婚礼の品は一層思い出深いものになります。


「へぇ!」韓国婚礼文化①

婚需は、娘が生まれた日から少しずつ始まっていた?

昔の韓国では、娘の結婚が決まってから、急いで婚需を買いそろえるとは限りませんでした。

家庭によっては、娘が成長する間に、母親や家族が少しずつ布、衣類、寝具、装身具などを準備していたといわれます。

布を織り、刺繍を施し、布団を作り、衣装を仕立てる。

現代のように完成品を簡単に購入できない時代には、嫁入り支度は何年もの時間をかけて整えるものでした。

それは単なる「持ち物の準備」ではありません。

一針一針に、

「健康に暮らせますように」
「温かな家庭を築けますように」
「新しい家でも困りませんように」

という、家族の願いが込められていました。

婚需を見ることで、その家庭が娘のために過ごしてきた時間まで感じ取ることができたのです。

嫁入り道具には、母から娘へ伝える暮らしの知恵も入っていた

婚需の中には、衣類や寝具だけでなく、裁縫道具や生活用品も含まれていました。

それは、新しい家庭で暮らす娘に、母親が生活の知恵を引き継ぐ意味も持っていました。

針仕事の道具は、破れた衣類を直し、家族の着るものを整えるためのもの。

食器や膳は、家族で食卓を囲むためのもの。

布団は、一日の疲れを癒やし、家族を温かく包むためのものです。

品物そのものだけでなく、その使い方や手入れの仕方まで伝えることが、母から娘への贈り物でした。

華やかな婚需ほど幸せになれる、という意味ではありません

婚需は時代によって、家の豊かさや格式を表すものとして見られることもありました。

しかし、本当に大切なのは、品数や金額ではありません。

豪華な家具を用意できなくても、家族が手作りした布団や衣類、長く使える生活用品には、深い愛情が込められています。

現代の結婚準備でも同じです。

周りと比べて高価な品を用意することより、結婚する二人に本当に必要なものを考えること。

そして、贈る側の気持ちが負担にならないことが大切です。

「婚需」は物ではなく、暮らしを贈る文化

婚需について知ると、韓国の婚礼文化が、結婚式当日の華やかさだけを大切にしてきたのではないことが分かります。

衣装、布団、食器、箱、鏡台。

それぞれの品は、結婚式が終わったあとに始まる、毎日の生活のために用意されました。

つまり婚需とは、

「新しい家で、幸せに暮らしてほしい」

という家族の願いを、暮らしに必要な品へと託す文化なのです。

現代では、昔と同じ婚需をすべて用意する必要はありません。

それでも、結婚する二人の生活を思いながら、長く使える一品を選ぶ。

思い出を大切にしまえる箱を贈る。

家族の言葉を手紙にして添える。

そうした準備の中にも、昔から受け継がれてきた婚需の心は、今も生きています。



関連商品

【韓国婚礼用の函・ハム】
婚書や結納品、大切な贈り物を納める、韓国伝統の婚礼用箱です。

https://www.yumeichiba.jp/fs/chogori/c/za-konrei-ha

【韓国の結納用品】
結婚の節目にふさわしい、韓国伝統の結納用品をご紹介しています。

https://www.yumeichiba.jp/fs/chogori/c/za-konrei-yu

【高級結納品箱・螺鈿宝石箱】
結婚後も宝石箱や思い出の品を納める箱として長く使える、韓国伝統の螺鈿工芸品です。

https://www.yumeichiba.jp/fs/chogori/c/za-konrei-ho

チマチョゴリと韓国雑貨の専門店夢市場

夢市場は、日本最大級の品揃えを誇るチマチョゴリ・韓服・韓国雑貨の専門店です。

特注仕立ての本格衣装からトレンドの小物まで、すべて本場韓国で仕上げた本物志向のラインナップを揃えています。 専門店の知見を活かし、お衣装選びから小物合わせまで、お客様の理想の姿をトータルでプロデュースいたします。

夢市場本店

https://www.yumeichiba.jp/

夢市場Instagram

 - 新商品のご紹介, 結婚式, 結納用品

  関連記事

A Happy New Year!本年も元気に!韓国雑貨を・・・!?

新年明けましておめでとうございます。 昨年もたくさんの方にブログやFaceboo …

新作お膳のご案内

新しいお膳の紹介です。 Size: 51.5 X 39.2 X 高さ22.7(c …

『必見!』秋冬早取りキャンペーンのお知らせです♡

こんにちは、まいまいです。 本日よりお盆に入りましたね!お盆(おぼん)は、日本で …

新作 たくさん!! オススメ ! オーダメイド チマチョゴリ!!

こんにちは!かぴです☆★ 気持ちの良い季節になってきましたね!! こんな気持ちの …

トルチャンチはレンタルか?購入か?徹底比較!素敵な思い出を残す方法

生後1年目の韓国の子供のお誕生日祝い【トルチャンチ】 【トルチャンチ参考品】夢市 …

あるアイテムをプラスしてより自分らしいアイテムに☆

こんにちは、まいまいです。 冷たい空気に冷たい雨が続き、より寒さを実感している昨 …

チマチョゴリのヘアースタイルを悩んでいる方へ新作のかんざし

こんにちは。メイです。 だいぶ過ごしやすい天気になってまいりました。 秋は食べ物 …

韓服オーダーメイドチマチョゴリ販売・夢市場 新作おすすめチマチョゴリ♪

おすすめ夢市場の韓服オーダーメイドチマチョゴリです!緑のチョゴリが合素敵です♪ …

東京 も! 大阪 も! 日本 で チマチョゴリ を レンタル するなら!!

こんにちは!カピです(^^♪   日本でチマチョゴリをレンタルできるお店は何店舗 …

お客様から頂いたお写真をご紹介いたします!!

こんにちわ!! お久しぶりのもぐの登場です♪ お休みの日は横浜にサッカー観戦に行 …